既往歴を聞かれた患者は，聞かれたのはこの程度だろうと，自分の判断で答えてしまいがちである。答えるべき範囲や程度を誘導しながら聞き出す工夫が必要である。主な既往例を列挙しておき，チェックを入れてもらう方法も有効である。 既往歴と現病歴って、どう違うの？と思っている学生さん、意外と多いのではないでしょうか。看護記録で、同じ紙に既往歴という項目と、病歴という項目があって、何をどう… •既往歴、合併症、有害事象の切り分けは、治験における基点日(意日 、1st visit等)との前 後関係(消失日→基点日＝既往歴、発現日→基点日=合併症、基点日→発現日=AE)で定義 「持病」という言葉を使う方も多いですが、厳密には医学的な用語ではありません。ただ、「自分が慢性的にある病気や症状」というイメージがわきやすいので、医療の現場でも用いられています。「基礎疾患」「原疾患」の意味や 合併症（がっぺいしょう、complication）とは、「ある病気が原因となって起こる別の病気」または「手術や検査などの後，それらがもとになって起こることがある病気」の二つの意味を持つ医学 用語である。 類似する名称としては併発症(complication、concurrent disease)、偶発 … その上で、こちらの判断で必要かどうかの取捨選択をしていく（まぁ、効率よく聴取することも大切だが）。※廃用症候群に関しては以下の記事でまとめている。リハビリ・看護・介護従事者に必須な知識なため、ぜひ合わせて観覧してみてほしい。でもって、これらは既往歴の「患者が過去に罹患したことのある病歴」といった過去形にはならないため、分類としては「現病歴」に該当する。これらの用語は、意外と多くの意味を含んでいることが理解してもらえたのではないだろうか？これらは、現疾患（今現在に患っている疾患）の治療に役立つ可能性もあり、例えば以下な感じ。ただし『既往歴に該当する疾患』に関しては、「定期的に病院に通って診察や検査、治療などを一定の期間継続して受ける必要がある病気」というのが一つの基準になる。早速だが、質問をしてみる。以下のうち、誤っているのはどれだろう？1．興奮は両方向に伝わる。2．興奮は太い線維ほど速く伝わる。3．有髄線維では跳蹴伝導が起こる。4．興奮は隣接する別の線維に伝わる。5．興 ...前述したように、既往歴を聴取することが治療に役立つことは多々ある。※ただし、この様に考えて記載していくと、高齢者では膨大な既往歴が出来上がってしまうので、実際の臨床ではここまで杓子定規に考えず、参考になりそうなものを（経験則で）判断して記録していくこともあるかもしれない。この記事では『膝蓋下脂肪体(IFP:infrapatellafatpad)』について解説している。膝蓋下脂肪体とは『膝蓋下脂肪体』は「膝蓋靭帯の深層に存在する脂肪組織」であり、関節包内や滑膜外に存在す ...過去の手術によって何らかの機能障害（関節可動域制限・痛み・筋力低下などなど）が残存している可能性もある。しかし一方で、カルテなどで実際に記載する現病歴・既往歴の項目は、病院ごとに解釈が多少異なっていたりもするので混乱しないでほしい。『既往歴』というと「疾患名」が想起されがちであるが、以下などが含まれる。そう考えると、『風邪』や『（後遺症を残さない軽微な）急性外傷』などは既往歴から除外しても問題ないということになる。病歴とは患者の病気に関する歴史であり、一般的に以下が含まれる。でもって高齢者であれば、「入院する直接的な原因となった疾患」とは別に、「長年にわたって定期的に受けている治療している疾病（完治せず、治療し続ける必要がある疾病）」を抱えているケースは多かったりする。この記事では、有髄線維と無髄線維を解説している。神経線維とは有髄線維・無髄線維について記載する前に、神経線維について解説していく。神経線維とは以下を指す。軸索とそれを包む鞘を総合した名称でもって神経線 ...自身の知識整理を主目的にしていますが、他の方々の参考にもなれば幸いです。リハビリ（理学療法・作業療法）を含めた医療・介護関連の情報を発信していきます。いずれの合併症も必ず起こるわけではないが、特に後者は医療・介護従事者によって予防できる側面もあるため十分に配慮する。とある研修会で以下のような発言があった。Mobilizationという用語は以下の様に国によって発音が異なる。アメリカ⇒モビライゼーション他国⇒モビライセーションでもって、上記はどっちも正しいとの事。 ...この記事では神経細胞(ニューロン)についの各名称を記載していく。神経細胞とは神経細胞は、『細胞体』と『神経線維（＝軸索＋α）』から構成される。でもって、細胞体の末端にある『樹状突起』と、（別の神経細胞 ...以下の記事では、リハビリ（理学療法・作業療法）にフォーカスしたうえで問診を深堀しているので、関連職種の方は是非とも観覧してみてほしい。この記事では「膝蓋上嚢(suprapatellaporch)」をイラストで解説していく。癒着により屈曲制限を呈しやすい組織なのでイラストで理解してみてほしい。また、膝関節周囲の脂肪体についても「大腿骨 ...※以下の記事では、『既往歴』『現病歴』についてこの記事とは異なった使い方をしているが、問診についての参考にはなると思う。『脳梗塞』という疾病で考えた場合、合併症の例えとしては以下の様な感じになる。ここまで記載してきたように、「いかに効率よく、適切な情報を入手するか」には『問診技術』が重要となってくる。カルテには、これら『病歴』に加えて、その他の一般情報や評価が記載されている場合が多い。一方で、『手術』に関しては鼻炎だろうと虫垂炎だろうと、（重要かどうかに限らず）記載するのが一般的。病院・施設で働いていると、高齢な患者・利用者を受け持つことは多いと思う。前述したように、「長年にわたって、定期的に受けている治療している疾病（完治せず、治療し続ける必要がある疾病）」は現病歴に該当する。この記事では、リハビリ（理学療法・作業療法）現場で用いられる『アライメント(alignment)』について解説していく。アライメントとは？アライメントとは以下を指す。骨・関節の配列のこと。例えば以下な ...この記事では、リハビリ用語（っというより医療用語）の一つでもある『現病歴』と『既往歴』の意味について記載していく。この記事では、リハビリ歩行時に使用されることの多い用語でもある『トゥクリアランス（toeclearance）』について解説している。トゥクリアランスとはトウクリアランスとは以下を指す。「歩行の振り出し ...しかし一方で、介護分野（訪問看護・訪問リハビリ・通所介護・通所リハビリ）などに記載されるカルテ（っというか基本情報）においては、以下は分けて記載できた方が読み手にもスッキリする。理学療法・作業療法士・リハビリテーションに関する様々な素材を情報発信していきますただ、クライアントが「これは役立たないだろうな」との自己判断してしまった結果、「貴重な情報にも関わらず、申告漏れしてしまうケース」があったりするので、幅広く聴取しておくに越したことはない。処方薬を選択する際のヒントとなる（強い副作用が現れたと分かっていれば、その薬剤の処方選択を最初から除外できる）。足部のアーチでは、内側縦アーチに着目して評価することが多い多くの評価方法があるが簡便な方法の一つとして「フェイス線（Feiss線）」を指標とした評価が簡便である。この記事では、そんな「内側縦アーチの高 ...でもって親切な書式なカルテ（or基本情報)は、後者に関して「その他で治療中の疾患」などと別項目が用意されていたりする。でもって、例えば大腿骨頸部骨折で入院してきた場合、重度な糖尿病や心疾患を治療中の場合は現病歴に記載することで有益といえるだろう。それ故に、対象者の訴えや話をよく聞く態度や姿勢、適切な質問が出来る技術が要求される。この記事では、神経線維に関する「構成」や、種類（伝導速度や閾値などによる分類）を解説していく。 神経線維とは神経線維とは以下を指す。軸索とそれを包む鞘を総合した名称でもって神経線維には、以下の種類があ ...後遺症として何らかの潜在性の機能障害を有しており、それが現疾患と因果関係がある場合も。 この記事では、リハビリ用語（っというより医療用語）の一つでもある『現病歴』と『既往歴』の意味について記載していく。また、『合併症』も補足で記載しておく。病歴とは現病歴・既往歴に触れる前に、病歴（medicalhistory）について記載していく。 病院で使われている言葉の中には、患者にとって分かりにくいものや、誤解しがちなものが、多くあります。病院の言葉のうち重要なものを取り上げ、分かりやすく言い換えたり説明したりする具体的な工夫について提案します。 ¥å¤«ãŒå¿…要です。一方，②手術や検査などの合併症の場合は，①の場合と区別し，「併発症」や「手術併発症」「検査併発症」などの用語を使った上で，その意味を明確にすることが考えられます。

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