使う革は、エキゾチックレザーを中心とした、珍しいものばかり。牛革を一切使わず、一つひとつ仕立てた財布はすべて一点もの。ファスナートップにはターコイズをあしらったものもあり、特別感はダントツです。国産のクロコを使い、クロコを知り尽くした職人が作るアイテムは、美しさと迫力にあふれた逸品ばかりです。7SENSEはネット通販のみのブランドです。店舗を持たないのは、とことんこだわって作った財布をリーズナブルなプライスで販売したいからとのこと。（店舗があれば、家賃がかかり、財布の値段に上乗せせざるおえないのです）ほとんどの革工房はデザインから製造まで一貫して行っています。工房直売だったり、流通ルートが少ないため、無駄な時間・コストがかからない。その分、財布のクオリティアップができる。広告にかけるコストを、細部の作り込みに使える。だから、美しく丁寧な仕上げの財布を、リーズナブルなプライスで販売できるわけです。ご夫婦で営む小さな工房で、手縫いのアイテムが多いため量産できないとのこと。リアル店舗で目にすることは少ないと思います。2014年から東京に工房兼店舗をオープンされましたので、是非、足を運んでみてください。オーダーにもかかわらず、リーズナブルなプライスなのもグッドです。わずか１万円ほどでオーダできるのは、バングラデシュ製だから。日本製ではないのですが、品質は十分。検品を専門とするプロフェッショナルがチェックしているため、丁寧に仕立てられているアイテムが届きます。ちなみに、ホーウィン社のシェルコードバン、リザードやクロコなどの最高級素材を使ったものはすべて日本製です。上質な財布をお探しなら、ダンゼン日本製をおすすめします。こちらは1枚の革のみで仕上げた薄い財布です。シンプルさの極みと言える一品です。（一般的な財布は20を超えるパーツで作られています）アパレルブランドの多くは、財布を自社製造していません。工房に作成を依頼しています。人と馬をつなぐ道具、馬具を作り続けてきた工房です。人が全体重を乗せても、長い間使っても絶対に壊れないことが求められる、まさに命づなです。無骨なものからカワイイものまで、豊富なデザインが魅力の１つになっています。中でも、星をモチーフにしたデザインが親しまれています。創業1906年の老舗革工房、「革包司 博庵」。そのオリジナルブランドが、メゾンドヒロアンです。その数30を超えますから、ざっくばらんに紹介しても迷ってしまうはず。革の種類ごとにシリーズ化されていて、ラインナップも豊富です。面白いのはシリーズごとにストーリーが組み込まれていること。英国の音楽堂や、船旅をイメージしたアイテムは、大人が持つにふさわしく、あらゆる空間に映える、力強さと気品を醸し出してくれます。ちなみに、私のオススメはコードバンシリーズ。YUHAKUの染色が施された、世界一美しいコードバン財布だと思います。日本の財布をオススメするポイントが、上記のような仕上げ。海外の革財布は、コバが切りっぱなしになっているものが少なくありません。どことなく色気を感じられる財布が多いため、人目を引く財布が欲しいと思う方にオススメのブランドです。アイボリー、グリーンといった珍しいカラーラインナップも魅力的。女性にも人気がある理由かもしれません。ココマイスターは、財布やカバンを作るブランド。総勢100名以上の職人を抱える革工房です。ポーターは吉田カバンの手掛けるブランドの１つ。1962年に立ち上がった、そこそこ老舗の工房なのです。今日では、日本でもっともメジャーなブランドですね。公式サイトではユニークなカタチの財布が揃っています。他の人と違う財布を、お求めの方は要チェック。塩原レザーは、ブライドルレザーを専門に取り扱う革工房。財布やカバンなどのアイテムを手がけています。JOGGOの財布には、決まった色がありません。あなたのセンスで彩りを加えていくからです。機会化が進んだ今日でも、MOTOは古くからの伝統的な「手縫い」で財布を仕立てています。美しいプロポーション、クラシックとモダンが融合したカラーリングもiTADAKiの醍醐味。男女問わず人気があるのは、洗練されたデザインだからこそ。ユニークで美しいプロポーションは、きっと多くの人目を引くはず。他の人と違う財布をお求めの方はチェックしてみてください。機能的なアイテムを作るブランドとして、エムピウの右に出るものはありません。上質な革ですから、余計な装飾は必要ありません。ブランドロゴさえも取り払った外装は、自信の表れでしょう。「ブランド名」にこだわらず、自分の感性に合わせて、セレクトしてみてはいかがでしょうか。お気に入りの財布がきっと見つかるはずです。ファーロはカバンや財布などの革小物を得意とするドメスティックブランド。1965年スタートの老舗革工房です。日本の革工房をおすすめする理由を、分かりやすく解説していきます。ルートがきちんと決まっているメリットもあります。ハイブランドになるほど、偽物が多く出回ります。代理店があるからこそ、安心して本物を買うことができる。ここにお金がかかるのは当然です（財布に限らず、パタゴニア、アークテリクスといったアウトドアブランドも同じです。だから正規代理店がある）。少しだけ、日本の財布の「仕上げ」をご紹介しましょう。「最高品質とはなにか」、ご理解いただけるはずです。ジーンズのヒップポケットに入れて、財布を持ち歩く。いわゆるケツポケは、手ぶら派のライフスタイルですね。私もよくします。SLOWの魅力は、丸みのあるデザインでしょうか。天然素材である革のやわらかさ、あたたかみを上手く表現したアイテムが多いのです。自然な風合いを存分に楽しめるように、立体的なデザインで仕立てられたプロダクトが特徴です。ベーシックなものを中心に、ユニークなものまでラインナップされているので、お気に入りが見つかるのではないでしょうか。GANZOは1917年創業。もう100年となる大御所。革小物の製造から始まった、日本のファクトリーブランドです。「世界最高峰の品質」と「常識的な価格」を謳うブランドしていて、事実、リーズナブルな価格です。コンパクトで使いやすい財布が欲しいなら、カルトラーレのハンモックウォレットはダントツです。他にもスリムな財布など、ユニークな財布をラインナップしています。また、シリーズによっては、MOTOの職人の手染めで仕上げられていて、濃淡のある風合いを楽しむことができます。コバが「丸み」を帯びているのが伝わるでしょうか。平たく、ソリッドなコバ仕上げをするブランドは、たくさんあります。けどWILDSWANSは違う。曲線美を作るために、革を削って・磨いて、を何度も繰り返しているのです。お届けまでに3週間ほどかかります。誕生日やクリスマスのプレゼントとしてお考えの方はお早めに。（特急オプションを使えば、２週間以内で届きます）定番アイテムの販売というよりは、さまざまな革のアイテムをオーダーメイドを専門としていたため、敷居が高いブランドです。1952年創業の株式会社猪瀬。国内有名ブランドのファクトリしてさまざまな革製品を制作してきました。その猪瀬が長年培ってきたメイドインジャパンのクオリティと生産ノウハウを注ぎ込み、2004年に立ち上げたオリジナルブランドがFlathorityです。武豊氏などプロジョッキーの鞍（くら）。各国首脳夫婦へのカバンの贈呈といった功績は、確かな技術と品質の裏付けとして十分です。すべてが、タンニンなめしで、色を乗せすぎない仕上げの革（キャメルカラーが多め）。エイジングの楽しみである色味、ツヤの変化を味わうことができます。本ページでは、メイドインジャパンにこだわり、最高の技術で財布を作る日本ブランドを紹介します。The Warmthcrafts-Manufacturとは、コードバンを知り尽くす新喜皮革が立ち上げたオリジナルブランド。本業である馬革を使った財布が多くラインナップされています。創業20年未満。まだまだ若手の革工房ですが、個人的に注目しているブランドをセレクトしました。ブランドとしての知名度はあまり無いと思います。公式サイトも手作り感満載で、失礼ながらシック、トレンドといった要素は全くありません。ただ、ラインナップされる財布は上質なものばかり。手間暇をかけて仕立てられていることが一目で分かります。細部にまでこだわった、丁寧な仕上げでは世界1かもしれません。薄く漉いた革を張り合わせ、表面しか見せない「ベタ貼り」。染料と磨きだけでコバを仕上げる「切り目」。など、この仕上げを徹底する工房は、ほとんどありません。美しく変化する、オーソドックスな財布をお探しなら、検討してみてはいかがでしょうか。パット見、よく似た財布があるため、両社はよく比べられます。どちらもコンセプトは同じなのかもしれません。どちらかというとLAST CROPSの方が、厚みがあって、無骨さ・力強さを感じるアイテムが多い印象です。人と違う財布が欲しいなら、チェックしてみてはいかがでしょうか。上質な革しか使っていませんから、他ブランドに比べて、少し高価な財布が多いと思います。ブランドが違えば、コンセプトが違う。だから財布に個性が生まれる。個性が違うからこそ、自分にピタリとはまる財布を選ぶことができるわけです。今日、「クロコ」をウリにする格安の財布が広く出回っていますが、残念ながらそれらのほとんどはクロコではありません（アリゲータやカイマンなどの安価な革が、クロコと称されて販売されているのが実態です（ワニ革=クロコではないんですね））。牛革だけでなく、コードバンやゴート。パイソンやクロコダイルといったエキゾチックレザーのアイテムも豊富です。上質な素材を使いつつ、比較的安価なプライスでさまざまな革製品をラインナップしています。ブランドの数だけ特徴があります。使う側からすると、選択肢が増えて嬉しいことです。私は革オタクなので、日本に生まれて本当に良かったと思うほどです。革の色を選べる、カスタムオーダーも可能。最高級の素材を好きならカラーで作ってもらえます。使われる革は、どちらかというとカッチリとした厚みのあるもの。だからこそ、長年の使用に耐える丈夫な財布といえます。オイルを含んだ革ですから、特別なケアは必要ありません。普通に使うだけで、色は深みを増し、ツヤも生まれてきます。1年後には奥行きのある透明感が味わえます。新しい財布をセレクトするなら、ぜひ日本の革工房のものを検討してみてください。上質を求める人ほど、きっと満足できるはずです。著名人とのコラボや、限定レザーも取り扱っていますから、カタチが気に入ったなら、ぜひ公式サイトを見てください。昨日までなかった、アイテムがラインアップされているかもしれません。例えば高価なこと。仕上げは、機械によるオートメーション化ができません。ハンドメイドで時間がかかるため、高価になります（品質とは価格とのトレードオフです。安くて上質な財布は存在しません）。極めて高い技術を持つ職人は、会社に所属する必要はありません。自分でブランドを立ち上げれば良いからです。Crevaleathcoもそんなブランドのひとつ。職人 西森氏がデザインから制作まで一貫して行う、個人工房です。「ブランド」は、広告で作られるものではありません。何十年にもわたって作り続けてきた上質なプロダクトが、少しずつファンを増やし、信頼を生み出した結果なのです。何度かお話をさせていただいたのですが、m.rippleのレザーアイテムは、新品のときは未完成で、経年変化後のクタッとしたカタチや、色合いをゴールに考えてデザインしているんだとのこと。2016年にはWILDSWANSとのコラボであるWaklersシリーズを発表しています。特徴はコンパクト＆丈夫。他ブランドではなかなか見つけられない財布と言えます。オーソドックスな財布がほとんどで「遊びゴコロ」は控えめ。「伝統的な財布こそもっとも使いやすい」という、老舗ならではのコダワリなのかもしれません。オイルレザーを中心に革製品を作り続ける、1974年創業の革工房。直営店は渋谷に1店舗だけ。ホンモノのクラフトマンズショップです。また、人それぞれ好みは違うため、すべての人が納得できるNo1の財布ブランドは、存在しないでしょう。rethinkが販売する財布は「Lim Wallet」の１つだけ。ラインナップはとても豊富。染色方法や素材ごとにシリーズ化されています。それぞれの特徴をまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。その経験は、ソメスサドルのプロダクトにも活かされています。すべてのアイテムにおいて、長く使えること、修理できることが前提になっています。半世紀以上続く老舗で、職人歴50年以上のベテランを多く抱える革工房です。お値段もハイプライスですから、なかなか手が出しにくいかもしれません。ただし、その品質はトップクラス。シンプルで上質な財布をお探しなら、きっと満足できるはずです。老舗ブランドの財布は、オーソドックス。悪く言うと、垢抜けません。面白みがないのです。幅広い価格帯のニーズに対応していること。シンプルで美しいデザインなどから、プレゼントするのにも最適です。藍染のアイテムはいくつか持っているのですが、その真髄は表情にあります。職人の手で染色された透明感のある青と、革の風合いを楽しめます。手染めのため「均一な美しさ」を求めることはできませんが、濃淡のある表情だからこそ、「深み」を持つことができるわけです。ラインナップも豊富。人と被らない美しい財布をお探しの方にもおすすめです。革の厚みを活かしたプロダクトが特徴。耐久性や弾力を最大限に活かすように制作なさっています。また、クロコダイルをはじめとするエキゾチックレザーが豊富なのも特徴です。（しかも、他ブランドと比べ、とてもリーズナブル。）丁寧な仕立てです。コバ、ファスナーといった細部のつくり。長く使うことを考えたデザインなど、よく考えられています。そして、どのプロダクトも美しい。天然素材である革の弱点は、３つ。「水、温度変化、カビ」です。「オイルレザー」は、この弱点を克服する画期的な素材。トーンオイルヌメは、美しさもダントツですが、長く愛用できる優れた素材といえます。コードバンだけでなく、ほとんどの財布がとてもリーズナブル。サンユウはほとんど広告していません（広告費をかけていない）。その分、財布の価格を安くできるわけです。失礼ながらホームページも必要最低限といった感じ。売るぞ！といった気迫を感じられません。こういった点に感動した人がWILDSWANSの財布を購入し、満足した人がファンになるわけです。これが「ブランド（力）」です。パット見、普通の財布なのですが、使いやすく、それでいて美しく仕上げられたものばかりです。世界で展開するエルメスやプラダといったトップメゾンに比べると、決して知名度が高いとはいえません。けれども、ジャパンメイドの高品質な財布を作っています。所有する満足感は、世界随一です。ただし、「中国製」のものもあります。もちろん中国製のほうが安い。国産コードバンを使いながら、中国で仕立てることで安価なプライスを実現しています。「仕立ての美しさ」にこだわらない。とにかく安くコードバンを使ってみたいなら選択肢としてアリでしょう。洗練されたフォルムは無駄がなく、美しい。ブランドロゴを目立たせないデザインは、自信の表れでしょう。オーソドックスで、上質な財布を手に入れたいなら、ぜひチェックしてほしいブランドです。BAHARIはガルーシャ（エイ革）を使ったアイテムを販売する日本のブランド。日本の革職人は、雑な仕事をしません。その理由は、技術力が高いことだけではありません。日本人の求める品質基準が高いため、低品質な財布を作っても売れないからです。GANZOの特徴は種類の豊富さにあります。その数なんと100種類。世界中のタンナーの革を使った豊富なラインナップは、歴史ある工房だからこそ。上質かつ丁寧に、50年以上モノづくりを続けてきたからこそ、革工房としての歴史とブランドを確かなものにできたわけです。財布に限らず、色使いやカタチがユニークですから、人と被らないアイテムをお探しの方にオススメのブランドです。一革は最高級コードバン（新喜皮革やホーウィン）を得意とする革工房。一頭分のブライドルレザーを、「極上品」と「徳用品」と分け、製品にすることで、リーズナブルな価格帯のものもラインナップしています。公式サイトでは、ポップなデザインの小さな財布がズラリと並んでいて、見ているだけで楽しくなってきます。公式サイトはアイテムが少なく見にくいので、東京、大阪にお住まいなら店舗で見た方が良いかと思います。伊勢丹新宿などの大きな百貨店では、たまに展示販売やオーダーもやっていますね。50種類以上の財布をラインナップしています。オーソドックスなものはもちろん、カタチや機能にこだわったユニークなものまで揃っています。美しいデザインを得意とするブランドを紹介します。デザインとは、ゴテゴテとした派手な装飾を施したものではありません。オーソドックスなアイテムが並びますが、目に入らない部分までしっかりと作り込まれているのは、日本の革工房だからこそ。面白みにかけるかもしれませんが、革の質やフォルム、繊細な仕上げにこだわった財布は、まさにジャパンメイドの品質です。アイテムはすべて、受注生産となっています。どれも７〜８週間ほどかかるようです。なんというか、rethinkのアイテムはとても美しいのです。余分な装飾は一切なく、最小限の機能しか持っていません。簡素さの中に機能美が際立っています。１つの商品にかける詳細な説明からも、アパレルブランドとの違いと言えます。ホンモノだからこそ、１つ１つの特徴をしっかりと紹介できるわけです。老舗ブランドにしては珍しく、ユニークな財布がラインナップされています。姫路のタンナーとオリジナルレザーを共同開発できるのも、歴史ある工房ならではでしょう。高い精度でこだわりをカタチにできるのは、すべてを1人で行う工房だからこそ。m.rippleだけのユニークなプロダクトです。WILDSWANSを立ち上げた3兄妹のうち、お兄さんが独立して立ち上げたブランドです。「長く使える財布」をコンセプトに、よりディープな追求をされています。お尻ポケットに入れて、ちょっと出かける。そんなときに最適な「小さな財布」を作っているのがクアトロガッツです。「藍色」の凛とした美しさにおいて、Bluestoneに代わるブランドはありません。特徴は、上質で、非常にリーズナブルな価格。安かろう悪かろうではなく、大変良い素材を使っています。例えば、コードバンは「新喜皮革」のもの。日本で唯一、馬の原皮からコードバンを作り出すことができるタンナーで、キプリスをはじめとする著名な革工房で利用されています。馬の原皮から上質なコードバンを作ることができるタンナーは、世界でも数社しかありません。そのひとつが「新喜皮革」。1951年の創業以来、上質な革を作り続けている日本が誇る、馬革のタンナーです。キプリスやGANZOなど日本有数の革工房が使う「国産コードバン」も新喜皮革のコードバンですね。などで勝負し、オリジナリティある美しい財布をラインナップしています。シンプルで美しい財布が欲しい。そう思う方におすすめのブランドです。創業1900年のイギリスのタンナー、セドウィック社のブライドルレザーを使った財布をラインナップしています。ミネルバは、オイルをたっぷりと含んだタンニンなめし革。エイジングを楽しめます。blueのカラーは、アヤメアンティーコの特注だそう。鮮やかなblueが、どのように変わっていくか楽しみですね。そこで、ケツポケ愛用者にご紹介したいのが、本章でご紹介するブランド。硬くて丈夫、ハリのある革を使い、堅牢なアイテムを制作されています。長く愛用できる財布をお探しの方におすすめです。これは「財布の価格の決まり方」を紐解くと、スッキリと理解できます。自分へのご褒美、たいせつな方へのプレゼントに、オーダー以上のものはないでしょう。最後までお読みいただければ、あなたにピタリとはまる、お気に入りのブランドが見つかるはず。財布選びの参考にしてください。創業は1965年。半世紀以上にわたって、信頼と実績を積み重ねてきました。日本で最も著名な革工房といえます。ほとんどの財布は、デザイナーと職人が別れているため、細部のこだわり、均等な品質を保つことは難しい。しかし、muichigaは違う。すべての工程を１人の職人が行う個人工房だからです。量産品では感じられない、クラフトマンシップを味わえる逸品がラインナップされています。ブランド名 re-thinkが示すとおり「もう一度考える」をコンセプトに、独創的な製品を生み出しているブランドです。これらは、ブランドコンセプトをカタチにしたもの。他のブランドでは見られない、WILDSWANSの代表的な意匠です。そんな私が購入するのは「日本の革工房」の財布です。ルイ・ヴィトンなどの「ハイブランド財布」を買うことは、たぶんありません。革好きであれば、オーナーのブログを読んでみてはいかがでしょうか。革に対する確かな知識と技術、量産品には無いクラフトマンシップを感じられるはず。私がFREE HANDを好きになった理由は、オーナーがテレビ局の取材を断った逸話からです。1日の生産量は、数個ほど。ミシンを使うモノづくりと比べて、決して効率的とはいえませんが、革の種類や厚み、財布の使われ方を考慮したステッチのピッチ（間隔）は、手縫いだからこそコントロールでき、丈夫で力強い財布に仕上がるそうです。一方、ルイ・ヴィトンをはじめとするブランド財布は、「世界中のお札」が入るようにデザインされています。財布の寿命のキモとなるコバや、ステッチは美しい仕上がり。長く使える財布として大変人気があります。モダンなフォルムに、トレンドカラーが映えるデザインを得意とするブランド。20代〜30代の若者を中心に人気があります。取り扱うアイテムは、ブライドルレザーのみ。ブライドルレザーのことを知り尽くした工房といえます。イギリスを代表するタンナー、セドウィック社をはじめとする6社以上のタンナーからブライドルレザーを入荷しています（「ブライドルレザー」は、多くのタンナーが作っている革の総称です）。カスタムオーダーも可能。ファスナーの色など、ちょっとしたコダワリをオーダーさせてもらったのですが、個人のワガママも聞いてくれました。小さなブランドの良いところは「小回りが効くこと」にあるのかもしれません。ブランドが大きくなると、そもそも「オーダー」できなくなるのです。革小物を専門として29年。広く知られているわけではありませんが、辛口評価がされるamazonにおいて、評価のほとんどが４点以上（５点満点）となっていることは、満足感の裏付けとして十分です。財布に限らず、エムピウのアイテムの真髄は、その機能美にあります。道具としての使い勝手をとことん追求し、デザインされたものばかり。あらゆるシーンで使いたいなら、洗練されたルックスの「薄い財布abrAsus」。バツグンの身軽さを体験したいなら「小さい財布abrAsus」がオススメです。結婚式でのお祝いを包む「袱紗」をモチーフにした財布は、一枚の革を縫わずに織り込んで仕立てたユニークなつくり。手間をかけた染色も独特で、美しい仕上がりです。スムースな表面は美しいだけでなく、吸いつくような手触りも楽しめます。ちなみに「ブライドルレザーに似た」ウォールシリーズもおすすめ。ポーターいわく「ブライドルレザーのような革」。カジノより安価だけど、良い革を使っています。財布は、コンパクトさを重視したものがラインナップされていて、一般的な財布とは異なるカタチが魅力的です。長年、他ブランドのアイテムを作り続けてきましたが、ショップ兼工房として2004年に独自ブランドを立ち上げました。ちなみに、すべて公式アフターメンテナンスで修理可能となっています。小銭入れの使いやすさは、財布のキモです。この「使いやすさ」をとことん追求したのがカルトラーレの財布。徳島県に居を構える、株式会社「絹や」。そのオリジナルブランドがAWA AIです。種類も豊富です。小銭入れの有無も、自由に選ぶことができるため、お気に入りが見つかるはずです。イタリアのタンニンなめし革の表情の美しさ、エイジングの良さはバツグンです。細部までしっかりと作り込まれたつくりは、まさにメイドインジャパンの真髄です。ガルーシャは、武士の武具やお殿様への献上品として古くから利用されてきた高級皮革。BAHARIの財布では、ガルーシャの一枚革をぐるりと覆うように贅沢に使用されてます。日本の革工房の技術は高いため、どのブランドを選んでも「仕立て」には満足できるはずです。また、WILDSWANSのラインナップには「小さい・薄い・コンパクトな財布」は、ありません。（「小さな財布」が欲しいなら「スーパークラシックの財布を選ぶ」ことができるわけですね）他にも、使用歴20年を超える革のアイテムのエイジングが載っていて、革好きにはたまらないページとなっています。これらは日本の伝統技法です。時間も手間もかかります。日本の財布は、世界のトップメゾンと比べても見劣りしないほど、丁寧に仕上げられています。海外ブランドでは、ここまで緻密に仕上げられているものはほとんどありません。高価な革を使いながら、リーズナブルなプライスなのも嬉しいところ。リーズナブルだから、家族やカップルで、アレコレと相談しながらオーダーするのも楽しいです。ブランド展開も豊富です。エキゾチックレザー（リザード、クロコダイル）やコードバンといった高価な革を使用したブランド「CYPRIS COLLECTION」も展開しています。「上質な革の財布をリーズナブルに手に入れたい」とお考えの人にこそ、一度チェックしてもらいたいブランドです。FAROの魅力の１つが、鮮やかなカラーリング。ピンク、オレンジ、アイボリーなど、珍しいカラーの財布がラインナップされています。老舗の作る財布は、黒や茶色といった暗めのトーンが多いため、ちょっと明るめの財布が欲しいなと思っている方におすすめです。HERZは、1973年創業。カバンや財布などのレザーアイテムを作る革工房です。1997年設立のブランド。ブランド名は「An ideal and reality(理想と現実)」から。ドラゴンボールやガンダムなど、版権ものとのコラボもやっていて、OJAGA DESIGNでしか見ることのない、こった作りになっています。革の染色から制作まで一貫して手掛ける、東京都立川市にある革工房です。HERZの革の特徴はいたってシンプル、丈夫であることです。アイテムの使われ方に合わせて、長く使える革がセレクトされています。素材は、北米・ドイツの原皮にこだわって採用しています。アメリカホーウィン社のコードバン、ドイツ カーフシュリンクなど、最高級の皮革しか取り扱っていません。ソメスサドルの財布は、装飾のないベーシックな財布ばかり。シンプルな財布が好みならきっと気に入るはずです。私はブランド志向があまりなくて、「機能美」や「素材の良さ」に惹かれるタイプです。その私から見て、個性的で、上質な財布をラインナップしていると思った革工房を紹介してみました。LAST CROPSに「よく似た、同じ名前の財布」がラインナップされているのは、もとは一緒にお仕事をなさっていたから。ご兄弟でWILDSWANSを立ち上げ、共同デザインした財布は、今も両ブランドで販売されています。m.rippleは、東京上野に工房を構える、2012年創業の革工房です。ロックな財布ばかりがラインナップされていますから、人と違う一点ものが欲しい方におすすめのブランドです。ドルやユーロ紙幣は、一万円札より短い。一方、タイのお札は一万円札より長い。国によってお札のサイズが違うため、ハイブランドの財布は「すべての国のお札」を収納できる「世界共通サイズ」で作られています。つまり「日本のお札が使いやすいサイズ」にデザインしているわけではありません。量産して、世界中で売るためのサイズだから、お札ポケットが大きくて収まりが悪かったり、引っかかる財布もある。快適とは言えません。「日本の革財布」と「ハイブランドの財布」、どちらが使いやすいかは明白です。オーソドックスな使いやすさ、上質で美しい財布が欲しいなら、YUHAKUがNo1です。代わりはありません。財布を作り続けている「革工房の技術」が財布の品質を決めるのです。革工房が、自らデザインし、納得いくまで作りこんだ財布だからこそ、リーズナブルで上質なんです。財布以外にもiphoneケースやキーホルダーなど、OJAGA DESIGNでしか見ることができないユニークなデザインのものがラインナップされています。「クーズー」という動物は、これまで聞いたことすらありませんでした。珍しい革を使っているのも面白いです。素材選びにも意欲的なブランドなんですね。made in Tokyoにこだわる革工房。2012年にスタートした新鋭ブランドです。素材にも徹底的にコダワッていることがわかります。オイルを浸透させたイタリアの牛革は、ハリ、強度に優れ、そして美しいエイジングを見せてくれます。最後に、満足する財布をセレクトするために、「ブランド」についての考えを述べさせていただきます。取り扱う革がユニークなのもiTADAKiの魅力。ドイツ ペリンガー社のシュリンクレザー、日本の黒桟革（くろざんがわ）など、素材へのこだわりが見て取れます。ブランドにはこだわらない。最高品質の財布をリーズナブルな価格で手に入れたい。色、ツヤのエイジングについて動画にしてみましたので、参考にしてみてください。SYRINXのデザインを担う佐藤氏、そのユニークなデザインは、建築家だからこそでしょう。ステッチや金具などを選べるセミオーダーから、フルオーダーまで受け付けています。お値段は2万円台から。高価なラインナップです。いずれも上質なつくりですから、どのシリーズをセレクトしても満足できるはずです。また、ブランド名は言いませんが、アパレルブランドは、仕上げが甘いです。だからそういったブランドは、本ページではピックアップしません。ここで紹介するブランドがラインナップする財布は、極めてユニーク。オーソドックなものはありません。面白いデザインと使い勝手を大切にしたい。そんな人に、ぜひ知ってもらいたいブランドです。SOMES SADDLE = SOMMET(頂点) + SADDLE(鞍（くら）)革も財布もすべて姫路生産。メイドインジャパンの結晶といえる逸品です。リーズナブル価格も嬉しいポイント。小さな革工房では太刀打ちできないプライスは、大手かつ老舗だからできることです。エッジの効いたデザインのアイテムも多いので、「人と違う」を大切にする方に人気があるようです。コダワリのある人ほど気に入った製品を見つけられるかも。オーナーによる「大手の財布メーカーでは作ることができないような面白い財布が作りたい」との思いから、ユニークな財布がラインナップされています。そういった中で、革芸人の扱う革は、本物のクロコだけです。海外から仕入れたクロコダイルの原皮を、日本のタンナーがなめしたものだけを「クロコ」として使っています。他ブランドの「二つ折り財布」と並べてみると、その違いがハッキリと分かります。ラインナップされる財布は、無骨さ、力強さを感じるものばかり。薄さやコンパクトさを広告する財布との対極といえます。ただ、ケツポケは財布にとって良くない運びかたです。負担がかかるため、耐久性が考慮されていない財布は、1年ほどで型崩れしてしまいます。ブランド名のとおり、財布を取り出すしぐさ、製品の佇まいに美しさを感じられるのが特徴です。お会計の所作も丁寧に見えるため、好印象を与えるはず。シンプルかつベーシックな財布しかラインナップしていないため、若い人には、ちょっと遊びが足りないと感じるかもしれません。変わったアイテムが多く、人と違うアイテムが欲しい人におすすめのブランドです。「リーズナブル」とは、価格に対して高品質なこと。値段に対する、満足度の高さです。iTADAKiを知ったとき、アパレルブランドの傾向が強いかなと思ったのですが、間違いでした。実際に目にすると、tokyo madeの仕上がりを実感できたからです。どのブランドも得意なことがあれば、苦手なこともあります。良い点だけ挙げるのはフェアではありませんので、WILDSWANSのデメリットをいくつか紹介します。一般的に、革工房が染色することはありません。染色は革を作るタンナーが行うものだからです。しかし、YUHAKUは違う。YUHAKU自身が染色してます。アヤメアンティーコのラインナップする財布は、ベーシックでシンプルなものばかり。素材の良さを活かし、キレイな色合いの財布を得意とするブランドです。

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