映画「ドラえもん のび太の月面探査記」のあらすじ感想。ドラえもん映画初、月面が舞台のストーリー。そのスケール、物語の奥深さには大人でも涙します。 ?と思うシーンでは涙する子供もいたと思います。とインタビューで答えられている通り、「想像」というキーワードをいたるところにちりばめています。映画「ジュラシック・パーク」恐竜映画不動のNo.1その理由とあらすじ【ネタバレあり】のび太たちは無事ディアボロを倒し、エスパルは月へ戻りますが、月に帰ったルカたちは１つの決断をします。そんな時、のび太のクラスにミステリアスな少年「ルカ」が転校してきます。100倍理解が深まる!アニメ映画「海獣の子供」謎解きレビュー【あらすじネタバレ】小さなお子様には、それなりに心積もりをしていくことをオススメします！善のシンボル・エスパルたちは、星の発展に貢献したいゴダール博士夫妻の「想像力」により作られ、のちにエスパル自身も自律的な「想像力」を持って、星や地球の平和を守ろうとします。そしてとうとう、ゴダートに居場所を見つけられたルカたちはカグヤ星に連れ戻され、ディアボロに捉えられ超能力を吸い取られ殺される寸前になります。20代の頃は「現実に対して物語って無力だな」と感じることもあったのですが、（中略）「物語の力って決して小さいものではない」とはっきり感じられるようになりました。予告編では友情が強調されていますが、これは子供の興味を引くためかな？と思うところがあります。ある秋の日、月面探査機が映す映像に白い影が映りこんだことを、のび太は「ウサギだ」と信じます。ただし、最後の戦闘シーンはずっとバンバンの轟音が続きますので、怖がる（？）お子様連れの退室も多かったような…。そして、異説バッジをルカたち11人のエスパルに手渡したのび太たちは、月の世界に別れを告げ、この物語は終わります。© 2020 エンタメブリッジ All rights reserved.今作は若き女性作家、辻村深月さんが脚本を書き下ろしたことで注目を浴びています。しかし、地底、海底、雲の上、宇宙とすでにあらゆる場所を冒険しつくしてきたドラえもん映画。ある秋の日、ニュースで月面探査機による月の表面の映像が流れ、「白い影」が映りこんだことから、大騒ぎとなります。「宝島大冒険」はワンシーンワンシーンが丁寧に描かれたヒューマンドラマ仕立てですが、今作は壮大なSFアクション。地球のため、エスパルのため、カグヤ星の人々のため一丸となって戦うのび太たち。まず、ルカは1010年前にカグヤ星という星の天才生物学者「ゴダール博士」夫妻によって発明されました。学校でもこのニュースは大騒ぎになりましたが、のび太の「ウサギ説」は一蹴されてしまいます。ルカ自身も、ゴダール博士夫妻だけは自分たちを「生きた者」として扱ってくれることに喜びを感じ育ちます。想像力を働かせなかったら、人生は退屈でつまらないものになってしまいますよね…。エスパルは外見は子供のままですが、寿命はなく永遠に生き続ける人工知能です。月の裏側で、「ピッカリゴケ」や「動物ねんど」を使ってウサギの王国を作ったのび太とドラえもん。ある日、スネ夫、ジャイアン、しずかちゃんを連れウサギ王国を訪れたとき、のび太だけ迷子になってほら穴に落ちてしまいます。しかし、40光年先のカグヤ星に広がっていたのは、戦時中のようなあばら家に貧しい人々のいる光景…。のび太の作ったウサギ王国も、竹林が生い茂る古き良き日本の光景になり、ルカの姉ルナもかぐや姫のような容姿。毎度、「身近なところに大冒険が潜んでいる！」というワクワク感を与えてくれるドラえもん映画は、そんな辻村さんにはピッタリだったかもしれません。お父さんとお母さんは、自分が帰るのを待って準備していてくれたんだ…【ネタバレ注意】なぜ、君の名は。は大ヒットして高評価を得たのか？しかし、カグヤ星の権力争いにより、軍部は破壊兵器を造り、ルカたちエスパルたちの力を悪用しようとしました。そこに、コミック23巻で出てくる道具「異説クラブメンバーズバッジ」が出てきて、辻村深月さんは化学反応が起きたように脚本を書き始めたそうです。前年「宝島大冒険」はドラえもん映画史上最高動員数を記録をしたため、今作がどのような作品になるのか気になるところですよね！ルカの生みの親の博士は、いつか必ずルカたちが帰ると信じ、エーテルの力と反応する玉を発明して準備しており、子孫に託していたのです。史上最悪のバッドエンド映画「ミスト」のあらすじと作品紹介(ネタバレあり)ルカを決定的に救ったのは、ゴダートが先祖代々手渡されてきたという「小さな玉」でした。今回の月面探査記は、キャラや背景、ビジュアル面でもそんな日本的なスピリットが反映されています。ただ、残りの仲間のエスパル10人がいたから生きていただけであり、死ぬことも老いることも家族を迎えることもなく、隣でどんどん発展していく地球をうらやましく眺めていたのです。「いつでも想像することをやめないでね。想像力はいいほうにも悪いほうにも使えるけど、いいほうに使ってね。」ルカたちは「エーテル」という超能力を持った永遠の命を持つロボット体です。ストーリーでも、1000年前カグヤ星を追い出されたルカたちは1度地球に来てから、文明のない月へ行ったという設定です。そしてディアボロの正体もまた、エスパルと同じように作られた人工知能だったのです。といった何気ない親子のひとコマを不自然に、かつうらやましく思います。ドラえもんがディアボロに放った決めゼリフは、本作の最骨頂と言えるのではないでしょうか？辻村さんの少年少女のみずみずしい感性を書き上げる文体にはデビュー当初から定評があります。また、ドラえもんとのび太が作った「異説クラブメンバーズバッジ」によるウサギ王国の未来は…。しかし、「人格を持った者の業（カルマ）」のようなものはカグヤ星にもあり、カグヤ星の軍部はルカたちの超能力を悪用して、破壊兵器につなげようとします。また、カグヤ星の大ボス・ディアボロの周りにいる兵士たちも、白装束に黒の烏帽子と頭巾で「千と千尋」に出てきそうな敵。悪のシンボル・ディアボロは、カグヤ星の軍部の「想像力」により作られたもので、のちにディアボロ自身も自律的な「想像力」を持って、自ら破壊的な暴君になろうとします。ルカが転校生として地球に来たのは、「自分たちの存在を、文明の進んだ地球という星に、もう知らしめて良いのでは？」という理由からなのですが、幼い子には内容が理解するのが難しいところもあるので、登場人物とパワーの名前くらいは予習していった方がわかりやすいかと思います！「かがみの孤城」は、なんらかの事情で学校に行けない７人の中学生の物語で、部屋にある鏡の向こうにファンタジー世界が広がる話です。これにより、本来異説バッジを付けている人にしか見えなかったムービットたちが、現実に存在するようになり、カグヤ星に大挙して押し寄せ戦闘を手助けします。このときルカの弟で、予言能力のあるアルから1つの予言の言葉が漏れてきます。続いては、「ドラえもん のび太の月面探査記」のあらすじをご紹介します。今作は「涙」よりも「スリル」と「笑い」があったように思います。映画「ドクター・ストレンジ」医者が魔術師に！？その感想とあらすじ【ネタバレあり】オールドファンにとって宇宙探検は1985年「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」を想起させますし、しずかちゃんと愛犬チロとの絆や、のび太が作った粘土の怪獣ウサギなど、過去のコミックで出てきている話も随所に出てきます。映画の中で監督が子供たちに訴えたかったのは、ここではないかと思います。「ドラえもん のび太の月面探査記」は、次のような方にオススメです。ドラえもんもまた22世紀の人の「想像力」によって作られ、自律的・人格的な意思をもって、その力を悪用することなく毎日せっせとのび太を助けています。「懐かしいなぁ」と子供時代を思い起こす場面がたくさんあります。これは、バッジを付けている人が仲間となり、自分たちの信じる世界を見られるひみつ道具（天動説と地動説がひっくり返るなど）。生みの親の愛情を確認したルカは、「エスパルなんてただの人間」という異説を、ドラえもんの異説バッジで定説にします。続いては「ドラえもん のび太の月面探査記」の見どころを解説していきます。

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