ラピート号よりも運行時間帯は長く、難波発は朝5時15分～23時02分(土休日は22時55分)まで、関西空港発は朝5時45分(土休日は朝5時47分)～23時55分まで、おおむね15分おきに運行されています。本数が多いため、さほど長く待つことなく乗車できるのも魅力のひとつです。阪急線からの関空アクセスきっぷは阪急京都線、千里線、嵐山線の各駅から淡路を経由して地下鉄堺筋線へ向かい、堺筋線の終点である天下茶屋にて南海電鉄へ乗り継ぐ形のルートで利用できます。お値段はどの駅から利用しても1250円です。南海本線の主要駅に停車しながら運行しますので所要時間はラピート号よりも長くかかりますが(関西空港～難波間で45～50分程度)、朝夕の一部の列車を除いて途中でラピート号に追い抜かれることはなく、基本的に難波または関西空港まで先着します。発売は大阪梅田、尼崎、甲子園、御影、神戸三宮の各駅のみとなっていますので、発売駅でない駅から利用される場合は発売駅にて事前購入をする必要があります。堺駅では堺東駅やJR堺市駅へ向かう南海バスへ、天下茶屋駅では南海高野線及び大阪地下鉄堺筋線へ、新今宮駅ではJR大阪環状線、大和路線及び大阪地下鉄御堂筋線、堺筋線、阪堺線に乗り換えることができます。しかし、おおむね15分おきの本数で行っているほか、最近は長い8両編成で運行する列車が増えていることから、始発の難波や関西空港、新今宮などからは日中の時間帯は着席できることが高くなってきています。なお、一部の列車は今も6両編成で運行しています。関空ちかトクきっぷは関西空港～難波間の乗車券と、難波から大阪地下鉄の各駅までの乗車券がセットとなった乗車券で、お値段は1020円です。大阪地下鉄のどの駅で乗降してもこのお値段ですので、大日や南巽といった遠方からの利用では大変お得になります。また、梅田(大阪駅)からの利用でも通常運賃は1160円ですので、関空ちかトクきっぷを利用すれば140円も安くなります。泉佐野では和歌山市、和歌山港方面へ向かう南海本線へ乗り換えることができます。和歌山港からは徳島港へ向かう南海フェリーが利用できます。難波までの途中停車駅で乗り換えができる路線について簡単に紹介します。南海電鉄の空港急行は乗車券のみで利用できる列車であるため、別途特急料金等は不要です。関西空港からの運賃は天下茶屋、新今宮、難波の各駅まで全て同額の930円です。空港急行はここ数年でほとんどの列車が新型車両に代替され、快適な車両で移動することができるようになっています。一部の車両の車端部にはスーツケースなどを置くこともできるスペースが用意されています。関空ちかトクきっぷは南海電鉄関西空港駅と大阪地下鉄の各駅の自動券売機で発売しています。大阪地下鉄の自動券売機には関西空港の項目があり、こちらを選択すれば関空ちかトクきっぷを購入することができました。但し、関空ちかトクきっぷは大阪地下鉄と南海電鉄を難波で乗り継ぐ場合のみに有効な乗車券となっています。新今宮や天下茶屋で南海電鉄へ乗り継ぐ場合は利用することができませんので、必ず難波駅で乗り継ぐ旅程にてご利用ください。また、南海電鉄の関西空港駅では各きっぷの逆方向のルートで利用できる、京都アクセスきっぷ、神戸アクセスきっぷが発売されています。また、南海電鉄や関西鉄道各社では空港急行をお得に利用できる切符を発売中です。代表的なものとして、大阪地下鉄と南海電鉄の発売する「関空ちかトクきっぷ」があります。LCCなどを利用してのとにかく安く旅行をお考えの方は空港アクセスもより安くすることができる南海電鉄の空港急行の利用がおすすめです。発売は京都河原町、烏丸、桂、高槻市、茨木市、北千里の各駅のみで、発売時間は朝6時以降となっています。発売駅でない駅から利用される場合や早朝に出発を予定されている場合は発売駅にて事前購入をする必要があります。阪神線からの関空アクセスきっぷは元町駅以東の阪神線の各駅(武庫川線各駅、大阪梅田駅等からの乗車も可)から阪神なんば線の大阪難波駅へ向かい、大阪難波駅で南海電鉄に乗り継ぐ形のルートで利用できます。お値段は1150円です。新今宮駅はJR各線の乗り換えは便利ですが、地下鉄線への乗り換えは少し距離がありますので、堺筋線へお乗り換えの方は天下茶屋駅で、御堂筋線へお乗り換えの方は難波駅での乗り換えが便利です。羽衣では隣接する東羽衣駅よりJR鳳駅へ向かうJR線に乗り換えることができます。座席も全席自由席ですので、朝夕のラッシュ時間帯などは着席できないこともあります。このほか、他社線との乗り継ぎでお得に利用できる乗車券として「関空アクセスきっぷ」も発売されています。空港急行は南海本線沿線の方も利用する列車ですので、車内は長椅子の並んだロングシートとなっており、トイレの設備はありません。大阪市内から関西空港へのアクセスはこの空港急行が特に割安で気軽に利用できる移動手段であると思います。こちらは阪急線からのきっぷと阪神線からのきっぷが設定されています。これらのアクセスきっぷや関空ちかトクきっぷでは特急券を追加購入すれば特急ラピート号を利用することもできますが、区間によっては特急ラピート号の項で紹介した「関空トク割ラピートきっぷ」を利用した方が安くなることもありますので、よくご確認の上でご利用ください。空港急行もラピート号と同じ関西空港～難波間を運行する列車ですが、こちらは特急券等が不要で、乗車券やICOCA、PiTaPa、SuicaなどのICカードのみで乗車できるため、割安な料金で移動することができます。終点の難波駅では大阪地下鉄御堂筋線、千日前線、四つ橋線、大阪難波駅より近鉄線の奈良、大和八木、名張、伊勢志摩、名古屋方面、また阪神電車の尼崎、神戸三宮方面へ乗り換えることができるほか、南海難波駅の上にあるなんば高速バスターミナルから岡山・倉敷、高松、徳島、阿南、室戸方面の高速バスも利用することができます。空港急行は前述の通り、関西空港と難波の間を運行しており、途中、りんくうタウン、泉佐野、貝塚、岸和田、春木、泉大津、羽衣、堺、天下茶屋、新今宮、終点の難波の順に停車します。近年は関西空港にも多くのLCCが就航しており、空港への移動をできる限り安く済ませたいという方も多いのではないかと思います。 南海電車各駅の改札内に設置している現金積増機では、「チャージ」と「ご利用履歴の確認」ができます。 ※PiTaPaカード、JR西日本のICOCAや全国相互利用サービス対象エリアのカードもご利用になれ …

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