お濃（濃姫）家系図・家族・子孫 父：斎藤道三（美濃の戦国大名。斎藤氏初代当主） 母：明智光継の娘・小見の方 夫：織田信長（戦国大名。三英傑の一人） 養子：信忠（信長の側室の子） ご来訪ありがとうございます。拓麻呂です。美濃のマムシと呼ばれ恐れられた美濃の戦国大名『斎藤道三（斎藤利政）』。そして、その息子と言われる『斎藤義龍（斎藤高政）』。一応は親子関係にあるとされている2人ですが、これには異説も存在しています。 利三の正室は斎藤道三の娘という説もあるのですが、こうした美濃斎藤家の系図は諸説があり、それぞれの人物の関係を明確に結びつけるのが難しいのが現状です。 成長して一族の斎藤義龍（道三の長男）に仕え、稲葉一鉄、そして明智光秀に仕えました。 道三が討たれたときの明智家はどうだったのか？ あらためて『明智軍記』を見ておきましょう。 今度、龍興、親父・山城守を弑（しい）せられける事を怒つて、明智の館（たち）に引き篭もりけれ 美濃のマムシと言われた斎藤道三。 下克上の戦国時代で見事に成り上がり、美濃のトップまで乗りつめます。 1973年に放送された第11作目のnhk大河ドラマ「国盗り物語」では、前半の主役は斎藤道三で後半の主役として、信長と光秀にフォーカスをあてて描かれました。 斎藤氏は「道三・義龍・龍興」の三代が通説でしたが、今では「道三父・道三・義龍・龍興」四代の新説が主流になってきており、さらに明智軍記の「一代ズレ表記」があるということです。それはさておき、光秀を500貫で抱えたというのは破格の待遇でしょう。土岐氏は源氏（美濃源氏）で、代々、美濃国（現在の岐阜県南部地方）の守護職を務めていた。戦国史におけるスクープ的な出来事ですが、これまた原文は読みづらいので【意訳版】あるいはその後の解説をご覧ください。九頭竜ダムの建設により沈んだ12集落（鷲、長野、影路、野尻、大谷、米俵、持穴、箱ヶ瀬、池が島、荷暮、下半原、上半原）と孤立するため、移転を余儀なくされた5集落（伊勢三部落、久沢、東市布）、計17集落の氏神様を1ヶ所に集めて祀った「総社」が、この「総社穴馬神社」です。美濃国へ行って「土岐美濃守光衡（ときみののかみみつひら）」と名乗ったのが始まりであり、以前は一人で下剋上を成した【美濃のマムシ】として知られておりましたが、現在では、父・長井新左衛門尉と2代で成し遂げたと考えられています。この城攻めは『明智物語』には弘治2年（1556年）8月5日～9月26日とありますが、実際には9月25日～26日の2日間だったそうで。郡上市の白鳥ループ橋をグルグル回りながら遊園地気分で一気に登り、「油坂さくらパーク」を通って、国境の短いトンネルを抜けると、そこは雪国、いや、越前国。つまり『明智軍記』を読むときに「義龍」と出てきたら「道三」、「義龍」と出てきたら「龍興」と脳内変換をしないといけないので、大変です (T_T)斎藤道三が亡くなって美濃国（斎藤義龍）との仲が悪くなった織田信長は、帰蝶を離縁したという。その帰蝶は、母・小見の方の実家（明智屋敷）にいて、明智城の落城時、自害したという令和元年（2019年）には、境内に土岐光衡の胸像も建てられました。あるいは、話のベースとなる事実確認も曖昧になるところがあり、学術的な観点からは見放されてしまうような一面があります。明智光安が城から打って出ようとすると、明智光秀も打って出ようとしたので、『明智軍記』には、明智光安が明智光秀の袖を掴み、次のように言って止めたとしています。『明智軍記』は元禄6年（1693年）に前編5巻が出され、元禄15年（1702年）に後編5巻を加えて全10巻となったようです。不思議なのは、父親の家（明智家）が滅びれば、母親の家とか妻の家に逃げるはずなんですけどね。※⑩と⑪の土岐頼武と土岐頼芸の二人が、目まぐるしく入れ替わるところは省略しております個人的には「このあたりに明智光秀が隠れていた屋敷があるはず」と思い、地元取材に取り組みたいのですが、周辺にいる人は紅葉狩りの観光客のみで地元民は誰もいません。明智光秀が元服した時、「将来、天下人に成るので、こんな小さな城や狭い領地はいらない」と言って家督相続を断ったという③斎藤義龍は、長男・龍興（たつおき）を差し置いて、次男・龍重（たつしげ）、三男・龍定（たつさだ）を可愛がり、家督を譲ろうとした明智光秀は京都に住む明智庶流家の子であり、「濃州錯乱」（美濃国内乱）の時、明智光安の居城・明智城に応援に駆けつけたともともかく道三の家臣だった明智光安（ドラマでは西村まさ彦さん）が明智光継の次男である、と『明智軍記』には記されております。※本記事では主要部分をマトメて解説いたします。『明智軍記』の原文・現代語訳版を全文でご覧になりたい方は以下の参照サイトへどうぞ※本記事は『明智軍記』の現代語訳・原文をもとに周辺状況の解説を加えたものです補足しながら現代語にバラしてみますと、こんな感じになりましょうか。穴馬の明智屋敷に隠れ住んでいたことを知った長崎称念寺の住職・薗阿上人は、明智光秀を呼び寄せ、称念寺の門前に住まわせました。今なお難所であることは、「油坂峠」の近辺地図を拡大するとよくわかります。もともと明智家は、土岐家の庶子家で、美濃国守護だった宗家・土岐家の家臣でした。ご覧のように、誰が守護だったのか、不明な空白期間が数多くあり、「土岐美濃守光衡」こと土岐光衡の名前もありません。戦国ファンにはお馴染みの名前ですが、ドラマきっかけでご覧になられた方にはいささか敷居が高いかもしれません。『明智軍記』は「斎藤氏が2代で美濃国を取った」とする新説と同じです。斎藤義龍は斎藤道三と脳内変換しなければならないのが何ともややこしいところ。なお『明智軍記』では、戦国時代の美濃国守護を「土岐芸頼（のりより）」としていますが、正しくは「土岐頼芸（よりのり）」です。ご覧の通り、土岐氏が安定して美濃守護だった事がご理解いただけるでしょう。明智光秀が妊娠中の妻を背負って越えたというエピソードもありますが、相当にタフな方だったのでしょう。由緒ある源氏の一派ですから、武力という実力もさることながら、同時に高貴な血が尊ばれた可能性もありそうですね。そして土岐頼芸（ときよりのり）が美濃国を追われ、斎藤道三が領主になると、斎藤道三の家臣となります。Copyright© BUSHOO!JAPAN（武将ジャパン） , 2020 All Rights Reserved.①斎藤山城守龍基（たつもと）入道道三と、②その子・斎藤山城守義龍（よしたつ）の2代で美濃国を取った。あらためまして、上記の原文・訳に補足を加えながら、まずは『明智軍記』の第一話を超マトメしてみます。確かにこの本は、江戸時代に書かれた軍記物（小説）であり、史書ではありません。では『超わかる明智軍記』の初回へと参りましょう（もくじ以降、戦国未来氏の本文へ）。※現代語訳・原文を全文でご覧になりたい方は以下の記事を御参照くださいでは次に「明智家の家系図」と「光秀が城を追われて越前まで行く場面」について見てみましょう。地元には「明智城は長山城（岐阜県可児市瀬田長山）ではなく、顔戸城（可児郡御嵩町顔戸）だ」という伝承が残っている。学者は「顔戸城は美濃守護代・斎藤妙椿の城である」と否定しているが、斎藤妙椿の死後、廃城となって使われなかったようで、「濃州錯乱」（美濃国内乱）の時、京都から応援にやって来た明智庶子家が「捨て城であれば使おう」と入った可能性がある織田信長視点で見た戦国史の美濃国は、ほぼ「斎藤氏」に集約されますが、それ以前は約200年にわたって土岐氏が美濃国を治めていたのです。比較的信用できるとされる『系図纂要』の「明智」にも「頼兼七世光継」とあり一致しています。「油坂」というのは、「脂汗をかかずには登れない坂」の意だそうです。⑥明智光秀がいる明智城を攻め落とすと、明智光秀は、越前国へ逃げた 斎藤道三が美濃国を盗んだ様は、「 美濃のマムシ 」という異名がつけられる程でした。 先に述べたように土岐家の分家が明智家です。 下剋上で土岐氏を追い落とした斎藤道三に仕えた光秀の父・明智光綱。 この違いが、義龍を疎んじた理由で、それが後世になり、話が盛られていった結果、義龍の父親は土岐頼芸であるという逸話に拡大していったのではないかと考えてます。このような経緯から、道三は義龍を疎んじていたと言われています。光秀は浪人となり、後に織田信長と出会い、歴史は本能寺の変へと突き進んでいくことになります。深芳野は、もともと土岐頼芸の側室だったのですが、後に斎藤道三（利政）の側室となります。なお、道三の正妻は『小見の方（おみのかた）』という女性で、織田信長の妻となる帰蝶（濃姫）の両親です。道三と頼芸の側室であった深芳野という女性が、両者と交わっていたため、父親がどちらか分からなかったという事情があったのです。どういう意味かと言うと、才気で劣る道三の子供たちは、信長の家来となってしまうであろう・・・という嘆きとともに、信長を高く評価した言葉です以上、斎藤道三（斎藤利政）と斎藤義龍（高政）の怪しい親子関係を家系図付きで解説！でした。ただ、頼芸の実子であるという説は俗説であり、現在は『道三の実子』説が有力視されいるそうです。文章で説明しても、なかなか把握できないので、彼らを取り巻く女性たちも含め、家系図を作成し、簡単に解説します。自分の子ではない義龍に、斎藤家の家督を譲りたくないという思惑があったようです。一応は親子関係にあるとされている2人ですが、これには異説も存在しています。また、道三は織田家との同盟の際に信長と面会し、信長を高く評価したと伝わっています。今となっては謎と言うしかありませんが、個人的には実子だったのではないかと思っています。隠す必要のない日本の白い歴史をご紹介。社会人からの歴史の学びなおしに役立てれば幸いです。

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