インドネシアはイスラム教の国、中東よりは全然街中にお酒があふれておりますが、 日本酒、焼酎の類は、店頭ではまず手に入りません（お店では飲めることはありますが・・・） それよりも開放路線で、安価で飲める国産品を手に入りやすくしてはどうか？と思うのは、おそらく筆者のような外国人だけなのかもしれませんね…はい。はぁ、悲しい。特に酒の「価格」はASEAN屈指…というか世界有数レベルの高さではないでしょうか？インドネシアでは定期的にOpolsanと呼ばれる化学合成酒が問題になっており、何かとこのOpolsan問題とお酒の規制がセットにされます。そもそもカクテルを作れるお店が「外国人や富裕層相手の高めのお店」ということもありますが、ジントニックを飲もうとすると1000円からスタート！という感じ。それ以外のお酒…例えば「グラッパ」とか「リモンチェロ」など珍しいお酒はそもそもありません。インドネシアの事情をよく理解し、上手にお酒と付き合ってくださいね。たとえば西洋人が多いKemangエリアではドイツ料理やイタリア料理、スペイン料理など。ブロックMエリアでは居酒屋。Dharmawangsaの方では韓国料理店が多くあります。比較的人口が多く、人の流れも活発な「スラバヤ」や「バンドン」はまだ探しやすいでしょう。それ以外の地方都市になると、事前に下調べしておかないと「ビールすら飲めない」ということもあります。韓国のマッコリや韓国焼酎は、韓国系レストランへ行けば比較的リーズナブルに飲めます。色々課題も多い日本ですが、飯の安さ以上に酒の安さは世界屈指だと思います。この記事ではインドネシアを訪れる方のために、インドネシアのお酒事情を余すことなくお伝えします。ちなみに筆者も数年前に前情報無しでジョグジャカルタ（イスラム教の人が多い）を訪れ、街をさまよい歩いた挙句結局ホテルに戻ってビールを飲んだ…という記憶があります。現地に長く住む外国人がオーナーのレストランへ行けば、比較的リーズナブルにお酒を楽しむことができます。NNAアジアの報道によれば、インドネシアの最新の酒税はこのようになっています。ムスリムが約9割を占めるインドネシアでは、全体的に酒飲みに対する風当たりは冷たい。そもそも正規輸入される品種が少ないので、日本ではありふれた銘柄もインドネシアではプレミアムなお酒になることも多々。スーパーマーケットではビールが買えます。また外国人向けの高級スーパーであればバリ産のワインを置くところもあります。2015年にコンビニからビールが消えた後も、国会で禁酒法が審議に上がったり下がったり。さらにムスリムが多いインドネシアでは酒飲みへ対する風当たりも、酒売りに対する風当たりも厳しい。詳しい話は割愛しますが、飲食店の「酒販免許」もかなりのお値段がすると聞いています。「飲食店はわかった、ところでお酒はどこで買えるの？」という問いに答えます。それなりに美味しいワインを飲むためには相応の「覚悟」が求められます。目の前にボトルを持ってこさせて、あける前に「ビンの口」と「ビンの底」をチェックしましょう（底から入れ替えるという噂もあるので）。次は「どこで飲めるの？」という話です。「そもそも飲めるのか？」と気になる方も多いでしょう。最近は外国人だけではなくローカルの酒飲みもこの手のお店を訪れるようになりました。昔はコンビニでもビールが購入できたのですが、2015年の規制によりコンビニから酒は消えました…。ワインから異常に値段が跳ね上がります。まずはこのツイートを見てください。蛇足ですが、インドネシアのバーテンさんにはなんとムスリムのバーテンもいたりします。お店で飲むビールはピンキリで、良心的なお店であれば300円程度から。外国人や富裕層相手のアッパーなお店であれば、サービスチャージも含めて1,000円程度になる場所もあります。焼酎や日本酒は酒屋では買えません。流通していないのです。ボトルを買う場合は飲食店でボトルを入れるか、持ち帰ることになります。また、しょぼいホテルだとカクテルやウィスキーが「ない」もしくは「バーテンがほぼ素人」な可能性もあるのでご注意ください。ただし大型ショッピングモールは家賃が高く、その分メニューの価格も高い。ホテルよりはマシですがハードリカーを飲めばそれなりにお金がかかります。逆にキリスト教徒の多いエリア（例えばメダンやフローレス）であれば、比較的容易に酒を飲める店を見つけられるでしょう。外国人も多く暮らすジャカルタでは、お酒を飲める場所が多いです。とはいえ、日本のように『そこら中のお店に必ずビールが置いてある』というわけではありません。ビールだけでいい、という方は華僑が住むコタエリアに行けば、安くて冷えたビールを美味しい中華料理と一緒に楽しめます。そして正規の酒が見つからず、見つけても高くて買えない若者は安い合成酒に手を出す、という悪循環だと思うのです。知らんけど。お店で飲むとさらに素敵な価格に…ジャカルタにいるのにまるで銀座で飲んでいる感覚に陥ります。ただ地方都市に行くとスーパーであってもお酒を置いてない店が増えるのでご注意ください。※「宗教上」というと政教分離との乖離を突っ込まれるので、禁酒主張側はあくまでも健康上の理由を口実にしています。細かい話は割愛しますが、前回の大統領選でも現政権が示したとおり、政治におけるムスリムポピュリズムは年々進行している印象を受けます。飲みたい方はクアラルンプールへ行くと比較的リーズナブルに飲めます！ここからは余談に入りますので、興味がない人は読み飛ばしてください。そしてこれ以上酒飲みを取り巻く環境が悪化しないことを祈ります。アミーン。さらなる最終手段として「酒を作る」という選択もありますが、そもそもコスパが悪いのと、旅行者や出張者には無理なのでおすすめしません。ちなみにジャカルタで飲む1,000円以下のジントニックはたいがいひどいです。バーテンに「てめぇ！ジントニック飲んだことねぇだろ！」と言いたくなるくらい…。つらつらと、インドネシアのお酒を取り巻く事情を網羅的に書いてまいりました。これで伝わったかと思いますが、インドネシアはお酒が高いのです( ；∀；)ちなみに、蛇足ですがインドネシアではビールとワイン以外にも、国産リキュールを作っている会社もあります。安く飲むためには「持ち込み」が一番です。幸いにも日本人経営のお店では、お酒の持ち込みについては皆さんある程度寛容です。インドネシアの9割近くを占めるムスリムは教義上お酒は飲みません（個別のケースは触れません）。話はさらに脱線しますが、この『ムスリムに合わせて行く方針』は今後進むことはあっても、緩むことはないでしょう。少なくともお酒については…。筆者も過去に数度偽物のジョニーウォーカーに出くわしています。ボトルの口を「プラスチックの注ぎ口」に差し替えて出してくるお店は要注意。こんなインドネシアで生活している私たち酒好き在留邦人からすれば、日本の酒事情などこの世にありながらの天国以外の何者でもないのです。インドネシアで酒税がここまで高いのは、酒飲みがマイノリティだから、ということに尽きるでしょう。一つだけ確実なことは酒に対する締め付けは年々厳しくなっている、ということです( ；∀；)。メールアドレスをご登録いただくと、更新情報をメールでお届けします。例えばマッコリ500mlを1,000円程度で出すお店もあります。もちろん本場韓国と比べればだいぶ高いのでしょうが、酒飲みとしては救われる値段感。なぜならオランダ統治下が長かったためです。オランダ時代の技術や施設が受け継がれている、と聞いたことがあります。蛇足ですが2015年以前のジャカルタではワルンと呼ばれる道端のお店でもビールを置いてある店がたまーに、ありました。残念ながら現在はビールを置いてあるワルンは、バダック人がやっているお店くらいになりました。このネットの時代、どこまで規制を強めてもお酒の存在を隠し通すのは無理。どれだけ規制しても酒に惹かれる若者は一定数生まれてしまう。ただ、ジャカルタか？ジャカルタ以外か？によって状況はかなり異なるでしょう。事例としてわかりやすい「ジョニーウォーカーブラックラベル（通常ジョニ黒）」を見てみましょう。『下町のナポレオン』こと『いいちこ』。日本の酒屋だと800円くらいで買えますが、インドネシアで買う（＝居酒屋で飲む）と1本7,000円くらいします。もはや下町のナポレオンではなく、ただのナポレオンです。城内のナポレオン！ということでその開きは3倍。手元に届く価格が日本の3倍～になっても不思議ではない。これらの店ではビール含む、その国の人が好むお酒が置いてあります。 インドネシアへのお酒のハンドキャリ―持ち込みは上限が1lと決められています。免税超過分の計算方法については、bahtera hisistemさんの記事がわかりやすいのでご参照ください。 それを利用して、紙パックのお酒を1リットル以上持ち込む人もいますが、バレてしまうと没収・お金の請求など、後々大変なことになってしまいます。レストランでお酒を置いているとお客さんがこない事態も起こりえますよね。「SAUDARA」という名前のスーパーマーケットにお酒が置いてありました。お酒の値段によってかかってくる関税が違うことから、お酒の値段を誤魔化すという人もいますが、バレてしまうと違う部屋に呼び出されて厳重注意など、さらに大変なことになってしまいます。また、密造酒が簡単に手に入る環境からお酒におぼれる人や犯罪が多発。また、普段は置いていてもラマダン（イスラム暦の1ヶ月間行われる断食月）の時期は提供しないこともあるので要注意！それを上回る場合、350%の関税がかかってくるので、大金を支払わないといけないですね。私の友達が旅行に行ったときも、お酒が置いているかを7軒以上聞いて回ったと言っていました。それが紙パックだと、引っかかることなく荷物検査をスルーできる可能性が高いです。また、イスラム教徒で飲食が許されているものを「ハラール」と呼び、そういったハラールの文字を掲げているお店でないと入らないというイスラム教徒の人もいます。しかし色々な決まりがあるため、空港の荷物チェックで時間がかかったり、お金を取られてしまうことも…。© 2020 ～トリハピ～ 海外旅行の体験談が楽しい旅行を手助けする All rights reserved.でも田舎の方に行くと、インドネシアでお酒を飲むのに、苦労するでしょう。コンビニやスーパーマーケットでもお酒が置かれなくなるなど、生活する中からどんどん消えてしまっています。そんなときはいっそのこと、ノンアルコールを楽しむか、料理を堪能するのもいいですね♪紙パックのお酒で1リットル以内に収めるのが、何も心配なくインドネシアにお酒を持ち込める方法ですね。ジャカルタにある「Naughty Nuri’s」は、インドネシアには珍しく豚肉やお酒が置いてあるお店です。イスラム教徒の教えの中に「お酒を飲んではいけない」という決まりがあるため、インドネシアではお酒が出回っていません。空港やホテルに入っているお店やコンビニでは、お酒を提供しているところが多いです。コンビニやスーパーマーケットにお酒が置けないのは、小さな店舗が対象です。大きいスーパーマーケットなら少しだけ置いている可能性があるので、部屋でゆっくり飲みたいときや、少し飲み足りないなというときにも嬉しいですよね。持ち込むのはどう？旅行者が飲むのもダメなのか？など紹介していきますね。それでもお酒が飲みたい人のために、お酒がある可能性が高い場所やお店を紹介します。乗り換えで利用する人も多いので、食事をするならこの空港がオススメですよ。旅行者が利用することも多く、バスの送迎サービスなんかもあります◎お酒を持ち込むポイントを紹介していくので、チェックして下さいね。しかも置いているところを見つけても、ビール・ワイン・ウイスキーなど種類がたくさんあるということは、ほとんどありません。空港やホテルのレストランは、旅行者が利用することも多く、お酒を置いている可能性が高いです。「ジャカルタスカルノハッタ空港」は、とても広く、レストランも充実しています。スーツケースをX線検査でチェックされたときに、瓶だと引っかかってしまい、中身を出して説明しないといけないことが多いです。インドネシアにお酒を持ち込めるのは1リットルまでと決まっています。イスラム教徒が多いインドネシアでは、お酒を飲むことにとても厳しい決まりがあります。それを防ぐことに力を入れるようになり、余計にお酒を飲む習慣がなくなってしまいました。ファミリーマートなど日本でも馴染みのあるコンビニがあるのも安心できます。バリ島で食べたいローカルフードまとめ♪屋台を利用するコツも紹介

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